「みるみら」でやりたかった事
前記事では主に出来上がるまでのお話を書きました。
「GGJ2014」僕にとっての神ゲーを作った話 - Feel Sounds
今回は、中身を思いついたときのお話です。
3本のゲーム
時々MOTHER2やったり、クロノトリガーやったり、ギルティギアやったり。
最近はiPhoneアプリやらwebゲームやらで色々と面白いものが手軽に遊べるようになり、
スマホやデスクトップPCを持っていなかった頃よりはゲームに触れる機会は増えた。
そんなここ数年、ハマったゲームが3本。
これらが、「みるみら」の発想のもとになってるゲームかな、と自分では思ってます。
Portal以外はフリーゲーム。ダウンロード、またはウェブ上でタダで遊べる。
ぜひググって遊んでほしいです。
根っこ「洞窟物語」
「みるみら」とは2Dアクションという事以外で共通項はないけど、すごく憧れみたいな影響を受けたゲーム。
PCの無料版だけじゃなく、3D化して販売されたりもした有名なゲームなので、知ってる人も多いはず。
一人で何年もかけて作られたゲームで、何処をとってもステキ。
僕は曲を作ってる人間なので、特に音楽にはすごく心惹かれるものがあった。
ロックマンとかこういうゲームはすごく苦手だったけど、全部自力でクリアしました。
このゲームをキッカケに、2Dアクションを作ってみたいとぼんやりと思うようになったなぁ。
「みるみら」を思いつくに至る最も根っこにあるゲームです。
発想「Pause Ahead」
これはウェブ上で遊べるちょっと斬新なシステムのフリーゲーム。
このゲームもプロトタイプはなんと、MolyJamというイベントの48時間で作られている!
これを初めて遊んだときは声に出して「ヤベー!」と言ってしまった。
本来ゲームを中断するための「ポーズ」がクリアに必須で、裏技を駆使して遊んでいるような感覚のゲーム。
このゲームを初めて遊んだ頃には既にGGJに2度参加していたので、こういう新しい発想のゲームを作ってみたいと思うようになったのが「みるみら」の鏡の発想につながっています。
過去に誰かがやってダメだったのか、それともまだ誰もやってないのかはわからないけれど、面白いと思えたのは、昔から好きだったものにつながる、3本目のゲームの影響も大きかった。
実験的、謎解き「Portalシリーズ」
Portal Teaser Trailer - YouTube
これは上の動画をみてもらうのが一番早い「FPSアクションパズル」というジャンルのゲーム。
元々は海外の学生が作ったゲームが元になっていて、現在2作目まで販売中。
わかりやすくいうなら、ドラえもんの「どこでもドア」の入口と出口を壁に自分で作ってそこを行き来して謎解きをするゲーム。
Steamなんかで安くてにはいったりするので、セールを狙ってでも購入してぜひやってみてください。
このゲームでおそらく初めて、落ち物やパネルの入れ替えとは違うパズルゲームをやった気がします。
もともとスーファミで「パネルでポン」をひたすら狂った様にやってたり、小中学校では数学パズルとか、頭をつかうクイズみたいな本も大好きで。
そういう子供時代から好きだったジャンルに再び触れることができたのは大きな喜びでした。
言ってしまえば「バナナを取るために頭を使うサル」に自分がなれる瞬間で、自分が考えた・見つけた方法でクリアして達成感というバナナをゲットして美味しいと喜ぶのがある種の快感でもあったり。
僕はどうやら負けず嫌いなようで「できるかな?」と言われたらまず「やってやる」と思い、
明らかに無理でもない限り、失敗するたびに悔しい、悔しいと言いながら何度もリトライする。そうして成功したものに対して引き込まれるようなシナリオの進行だったり、あるいはエンディングだったりでご褒美を貰え、満足感を覚える。
そうして僕はまた「できるかな?」とぶら下げられたバナナを取りに行く。
「みるみら」もそういうゲームだとおもう。
今まであまり使ったことのない頭の使い方をして、動かしてみて、うまく行かなければやり直す。
そしてクリアすると僕の作ったジングルが流れ、ステキなイラストが表示される。
成功したことに対していわゆる「褒める」リアクションが帰ってくる。
それがたまらないんです。
まとめ
僕が「みるみら」でやりたかったこと。
- 「洞窟物語」みたいに2Dアクションを作ってみたかった
- 「Pause Ahead」みたいに新しい体験ができるものが作りたかった
- 「Portal」のように試行錯誤して、クリアできた時に気持ちよさを覚えるゲームにしたかった
実際にこの3つが達成されているかどうかは、ぜひプレイして確かめてみてください。
みるみら-MiruMirror | Global Game Jam
PSVita版の開発も予定しているので、お楽しみに。